学校長あいさつ

 長野県松代高等学校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

 本校は、長野市南部の松代町にあり、西に北アルプス、北に北信五岳の峰々を臨み、千曲川と周囲の山々に囲まれた歴史ある田園地帯の中に置かれています。ここ松代は、初代藩主真田信之入部から400年を経た今も旧松代藩の城下町の面影を残し、明治時代には製糸業の盛んな町であったことでも知られています。ゆったりとした時の流れる恵まれた環境の中、生徒は明るく挨拶を交わしながら学校生活を送っています。

明治39年、松代町立乙種農学校として創立されて以来、時代の流れの中で形を変えながら独自の発展の歴史を積み重ね、今年創立118周年を迎えています。この間、本校ゆかりの先輩諸氏は二万一千有余名を数え、地元松代町をはじめ、県内国内各所各界で活躍しています。

 校門に入ってすぐのところには、石碑に刻まれた本校の校訓「克己(己を律し、弱い心に打ち克つこと)」の二文字を目にすることができます。現在は全日制課程の商業科と普通科の二学科を併設し、「文武両道」「質実剛健」の精神のもと、思いやりと協調性を大切に、学校諸活動の中で自己肯定感・有用感を感じ、周囲の篤い信頼を得て社会に貢献する人となることを目標に、学習や部活動に励んでいます。

 商業科では3年次に2つのコースに分かれ、普通科は2年次に文系・理系に分かれ、それぞれの興味関心に基づいた学びを進められるようにカリキュラムを編成しています。1年次よりキャリア教育の充実を図り、本校の強みである各種資格取得に取り組み、進学・就職共に着実に成果を挙げています。

 昨年、新型コロナウイルス感染症が第5類に移行され、様々な活動が再開されてきています。本年度も引き続き、「生徒、保護者、地域に愛され、信頼される学校」を目指して、生徒・職員が一丸となって取り組んでまいります。皆様のより一層のご理解とご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

長野県松代高等学校長 向井 健太郎

mukai